衝撃作品!GOTY2020受賞The Last of US Part2の賛否を語る【ラスアス2】

衝撃作品!GOTY2020受賞The Last of US Part2の賛否を語る【ラスアス2】

こんにちは、KENTAです。

今年(2020年)のGOTY(ゲームオブザイヤー)最多受賞は、「The Last of Us Part2」でしたね!
実はこのゲーム、ご存知の方も多いと思いますが、賛否両論が激しいタイトルとなっていて、一部ではストーリー改善の署名運動まで行われるまでに炎上してしまいました

何がそうさせたのか、また、なぜ炎上した作品がGOTYに選ばれたのか、実際にプレイした僕が感想とともに考察してみます。
ネタバレを含みますので、これからプレイしようと思っている方はここでブラウザバックしてください。

ストーリー序盤で胸くそ展開

このゲームが炎上した最大の理由がこれです。ストーリーが胸くそ。

プレイして2時間程度の序盤で、前作主人公のジョエルが死亡します。
しかもただ死ぬのではありません。今作から登場し、序盤から操作をする主人公らしき人物「アビー」によって殺されます。

そうです。自分が操作していたキャラが、前作の主人公を殺してしまうのです。

しかも、メイン主人公であるエリーの目の前で

これは本当に胸くそシーンで、この衝撃を2〜3日引きずりましたw

今作が初プレイならまだしも、神ゲーと呼ばれている前作からのファンは多く、前作をプレイしている方は、すでにジョエルに感情移入が仕上がっています。僕もその一人でした。
だからこそ、今作からいきなりでてきた新人に、僕たちのヒーローであるジョエルを殺されてしまうなんて…

しかもしかも、この殺されるシーンの前にジョエルはアビーを助けているのです。
正直な話、このゲームは度々心えぐられるようなシーンがありますが、序盤のこれを超えるシーンはありませんでした。

ポリコレにスポットを置きすぎ

僕自身、これについてはあまり気にならなかったのですが、世界で炎上した理由の一つにこのポリコレに対する描写が多いというものがあります。

ポリコレとは、ポリティカル・コレクトネスの略で、Wikipediaによると、

性別・人種・民族・宗教などに基づく差別・偏見を防ぐ目的で、政治的・社会的に公正・中立とされる言葉や表現を使用することを指す

参照元:Wikipedia​(ポリティカル・コレクトネスとは)

とのこと。つまり、差別的な扱いをされてきたことに敢えてスポットを起くという表現方法です。この描写が随所に盛り込まれており、そこまでする必要はないと言った声が上がっているようです。気になる方は気になるかもしれません。

敵視点でのストーリー

メイン主人公エリーと敵対しているアビー視点でのストーリーが後半から始まります。
しかもエリー編と同じくらいか、少し少ないくらいのボリュームがあり、アビー編だけで10時間以上プレイすることになります。

あの我らがヒーロー、ジョエルを殺したアビーを10時間以上も操作しなければいけないなんて酷すぎます
ただ、何でしょうね…長い時間アビーを操作していると、アビーの気持ちもわかるようになってきます。

これはゲーム開発元の策略だと思います。
ジョエルが殺された時に、ジョエルに唾を吐きやがったマニーという人物がいるのですが、僕はそのマニーは確実に復讐すると誓っていました。しかしアビー視点ではそのマニーでさえいいやつに思えてくるわけです。結局マニーは途中で死ぬのですが、気がつけばマニーが死んだことにショックを受けている自分がいました。人の感情って恐ろしい!

感情移入させては突き落とされる

先ほども申し上げましたが、あるキャラクターが自分を助けてくれたり、協力してくれて散々感情移入させといて、いきなり死亡させて突き落とすという衝撃的展開が随所に盛り込まれています。

ジョエルが死亡して以降、もうどんなキャラが死んでも衝撃は受けない、と思っていても、愛着が沸いてくると、死なないでほしいと心のどこかで願うようになっていて、そうなった頃に殺されたり…
メンタルの弱い人は心折れるかもしれませんw

重要人物がことごとく死ぬ

これも同じような内容ですが、重要な人物があっさり死にます。
まぁこれに関しては序盤でジョエルが死亡しますので、逆にもう何がきても衝撃はない、というような感覚になってしまいます。

煮え切らないラスト

個人的な感想になってしまいますが、ラストはちょっと煮え切らなかったかなぁと思います。
ただ、これはこれで良かったのかな。と思わせられるようなラストにはなっています。

それでも個人的には面白かった!

まぁ炎上した理由=悪いところを上げていますが、僕個人的な意見としては、ラスアス2は非常に面白ゲームでした!

重い内容ではありますが、主人公視点、敵視点で描くことにより、「正義とは何か」「復讐とは何か」を深く考えさせられるようなとてもやりがいのあるゲームでしたね。

それ以外にも前作と比べて、アクション要素が増えていたり、グラフィックもかなり向上しているし、ボリュームも前作よりもかなり多くなっていますので、ゲームとしてもクオリティはかなり高いものとなっています。炎上した作品ではありますが、ストーリーは置いといて間違いなくゲームとしては面白いです!

このゲームはよく「衝撃作品」と呼ばれていますが、悪い意味でも良い意味でもその名にふさわしいゲームではないかと思います。
映画では味わえない没入感と様々な視点から考える作品を是非一度プレイしてみてはいかがでしょうか。

 

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